自作 撮影クレーンの詳細 製作時の画像
そらさん
クレーンの詳細画像が製作中のこれしかありません!ごめんなさい。
まずドーリーの部分ですが、これは電動車椅子の中古を改造しています。
原型を留めていないので何ともいえませんが、電動車椅子なら人間が乗っても大丈夫な作りですので改造すれば何とかなるでしょう。
軸の詳細ですベースに角パイプを固定しワイヤーでテンションかけて直角水平を出しています。こうすることにより若干地面が斜めでもターンバックルで上部の水平を出せます。緩めすぎるとぶっ倒れますので良いとも悪いとも。この状態でも角パイプには100kg近くかかっていますので注意が必要です。
コントローラー部です。ヘッドからカメラのS端子、ヘッドホン、LANCを延長約10m
パンチルトはモニタ左のジョイスティックです。モーターコントローラにて上下左右に動かせます。上の2個のスイッチは左右上下反転とボリュームで可変変調です。ジョイスティックをマックスに倒したときの最高速度調整です。
ジンバル?部分の詳細。まだ未塗装なのでこの方が分かりやすいです。
一番下の回転部分はスラストベアリングです。縦方向の重心及び回転です。約100Φのベアリングです。ここが結構肝心で、ここにガタがあるとすべて台無しになります。要注意箇所です。
上の方はクレーン上下のベアリングですが、8メートルクレーンにまでしてしまったせいでこの様なゴッツイ仕様になってしまったのですがここまでの重量でなければこの半分程でもいけると思います。長くてヘッドが重いとテコの原理で物凄く重くなるので、まずはトータルの重さを把握した方がよいと思います。
ヘッドの部分です水平を維持する部分ですが既に角パイプになってますね。この前までははワイヤーでやっていましたが、8mのワイヤーではバネ効果でピタッと水平で止まっててくれません。
ちなみにクレーンの支柱の水平が原理上クレーンヘッドも水平になりますのでかなり重要です。ここでチョンボをすると上下左右にクレーンを振ったときにカメラの水平がでません。
電源はVマウントの電源を使用。DV12~18Vほどで動作するものを考えたほうがよいと思います。最悪は車のバッテリー、シガーから動作できるほうがいいでしょう。12Vは結構何とかなっちゃいますからね。
ちなみにこの電源ボックスも自作で外部電源100Vから12V取れるようになっており停電時、もしくは引っこ抜かれても即座にバッテリーから供給できる回路になってます。でかいコンデンサを一発付けてSSR(半導体リレー)で動作させれば、ほぼノンドロップで切り替わります。半導体リレーはメカニカル接点がないので瞬時に切り替わります。
あまりやっちゃいけない事でしょうが、業務用、放送用辺りではDC12Vといえばキャノンの4Pですが、色々自作しているとこの4P結構な出費になるんです。そこで自作野郎はキャノンの音声などで使う3Pを使ってます。危ないと言われれば確かにそうですが、すんごく安く付きます。いざって時は音声ケーブル使っちゃたりしますが。自己責任で。
カメラ用に3Pの端子はDC12Vと7.6Vが出ています。HDVカメラ用電源もかねています。
制御装置です。電源、コントローラー配線、ヘッド配線、センサー配線です。あっべアリング錆びてる。これは剥き出しですので本来は中に収める作りをしないといけませんね。
今はまた制御部を改造中です、ヘッドのセンサーよりフィードバックで位置検出をし、三脚雲台と連動できるよう改造中です。
モーションコントロールとまでは行きませんが、ロガーなどで記憶回路を作れば出来るかも。やってみようか・・・
で、ジョイスティック使用時は倒した方向への移動で、雲台使用時はサーボ動作へ切り替えられる仕様変更中です。
ですのでヘッドには一応抵抗のセンサーが付いています。後はメカニカルな事ですが、これはちょっと考えて作らないといけませんが、何事も努力ですね。
ラジコンヘリ用のコントローラーですと3軸のコントロールが出来ますので、案外かんたんに出来ると思います。ギヤーなどもラジコンヘリ用の部品を結構使っています。ギヤーモーターなどは色々探しまくって何処のどれを使ったという事も忘れてしまっていますので、オークションなどで探すのも手だと思います。
ぜひ自作撮影クレーン作ってください。そしてあのローアングルからハイアングルな映像をモニター越しに見てください。病み付きになりますきっと!
ご参考になれば幸いです。
この時の設置風景です。
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